アパレルブランドを立ち上げる夢を持つ皆様、ようこそ「縫製屋ドットネット」へ。
当サイトは、型紙の作成、生地の選定、縫製に至るまで、オリジナルアパレルブランドをゼロから立ち上げたいと考えている方々を全面的にサポートするためのプラットフォームです。
個人事業主としての第一歩から、本格的なブランド運営まで、どんなステージにいてもご利用いただけるサービスを提供しています。
夢を形にするために必要な知識やリソースを、一緒に見つけていきましょう。
今回の記事では、ブランド立ち上げのための基本的な手順や注意点、そして成功の秘訣について詳しく解説します。
初めての方でも安心して取り組めるよう、具体的なステップと実践的なアドバイスをお届けします。
あなたの夢を一緒に作り上げるお手伝いをいたしますので、ぜひ参考にしてください。
目次
服のデザインが先か、会社を作るのが先か?
会社を設立するには、資本金を準備し、司法書士に設立に必要な書類を依頼し、法務局へ申請する必要があります。
これにはそれなりの費用がかかります。
自分が企画した商品が売れるかどうかも分からない状態で会社を設立するのは、リスクが高く大きな無駄を生む可能性があります。
まずは、売ってみたい商品のデザインを起こし、個人事業主として販売を始めるのが良いでしょう。
ブランド立ち上げの流れ
デザインの具体化
デザインや素材、規格寸法などを明確に決めることが先決です。
具体的なデザインを起こす際には、以下のポイントを考慮します。
●市場調査
自分のアイデアが市場で受け入れられるかどうかを確認するために、市場調査を行いましょう。
ターゲットとする顧客層のニーズやトレンドを把握することで、売れやすいデザインを考案することができます。
●コンセプトの設定
ブランドのコンセプトを明確にすることで、デザインの方向性が定まります。
ブランドのテーマやメッセージを具体化し、それに基づいたデザインを考えます。
●スケッチとプロトタイプ作成
デザインアイデアをスケッチとして具体化し、必要に応じてプロトタイプを作成します。プロトタイプを通じて、デザインの実用性や見た目を確認し、修正を加えていきます。
素材と副資材の調達
次に、生地や副資材などを自分で調達するか、縫製工場に手配してもらうかを決定します。
●素材の選定
デザインに合った素材を選定し、信頼できるサプライヤーから調達します。
生地の質感、色、耐久性などを確認し、最適な素材を選びます。
●副資材の調達
ボタンやファスナー、ラベルなどの副資材も同様に選定します。
これらの副資材がデザインに与える影響を考慮しながら、品質の良いものを選びます。
型紙の作成
型紙の作成をプロに依頼するか、縫製工場で作ってもらうか、または自分で作成するかを決めます。
●プロに依頼
プロに型紙作成を依頼することで、正確な型紙を手に入れることができます。
特に複雑なデザインの場合は、専門家に依頼することをお勧めします。
●自分で作成
型紙作成のスキルがある場合は、自分で型紙を作成することも可能です。
これにより、コストを削減できる場合もあります。
●縫製工場で作成
縫製工場に型紙作成を依頼する場合もあります。
工場と密に連携し、デザインの意図を正確に伝えることが重要です。
販売の開始
準備が整ったら、個人事業主として販売を開始します。
●販売チャネルの選定
オンラインショップ、実店舗、イベント出店など、販売チャネルを選定し、商品の販売を開始します。
オンラインショップの構築やマーケティング戦略も重要です。
●プロモーション
SNSやブログ、広告などを活用して、商品のプロモーションを行います。
ターゲットとする顧客層に向けた効果的なプロモーションを展開します。
●フィードバックの収集
実際に商品を販売した後、顧客からのフィードバックを収集し、改善点を見つけていきます。
これにより、次回のデザインや商品開発に役立てることができます。
法的手続き
●開業届の提出
個人事業主として事業を始める場合、税務署に開業届を提出する必要があります。
開業届を提出することで、税務上の手続きが円滑に進みます。
●商標登録
ブランド名やロゴなどを商標登録することで、知的財産権を保護します。
これにより、ブランドの価値を守り、他者からの模倣を防ぐことができます。
●品質表示の手続き
衣類には、素材や洗濯方法などの品質表示が義務付けられています。正確な品質表示を行うことで、消費者に安心感を与えます。
リスク管理
事業を進める上でのリスク管理も重要です。
●財務管理
収支を正確に把握し、健全な財務管理を行います。無駄な出費を抑え、効率的な経営を目指します。
●契約管理
サプライヤーや縫製工場との契約を適切に管理し、トラブルを未然に防ぎます。
契約書をしっかりと読み込み、双方が納得する条件で契約を締結しましょう。
これらのステップを踏むことで、リスクを最小限に抑えながら、服のデザインと販売を成功させることができます。最終的には、事業が軌道に乗った段階で法人化を検討することも一つの選択肢です。
開業届や商標登録、品質表示などの手続きについては、以下の記事をご参考ください。
開業届けや商標、品質表示などはアパレルブランド立ち上げ手順で詳しく説明しています。
縫製工場の選び方
商品の作成を縫製工場に依頼する場合の留意点をご紹介します。
縫製技術の高さ
高品質な製品を作るためには、縫製技術の高さが不可欠です。
工場がどのような縫製技術を持っているかを確認しましょう。
例えば、複雑なデザインや特殊な素材に対応できるか、細部にまでこだわった仕上がりが可能かどうかが重要です。
実際のサンプルを見せてもらうことで、その技術レベルを確認することができます。
使用する設備
最新の設備を使用しているかどうかも、高品質な縫製工場の特徴です。最新の設備を使用することで、より精度の高い縫製が可能となり、生産効率も向上します。
また、特殊な加工が必要な場合、適切な設備が揃っているかどうかも確認しましょう。
ただ、現在の日本の縫製工場はどこも疲弊していますので、最新の設備が揃っていると言うことはほとんどありません。
過去の実績
工場の過去の実績を確認することも重要です。
どのようなブランドや製品を手がけてきたのか、過去のプロジェクトの成功事例を調査しましょう。
これにより、その工場があなたの求める品質とニーズに応えられるかどうかがわかります。
工場のホームページやカタログに掲載されている実績を参考にしましょう。
品質管理体制
工場の品質管理体制が整っているかどうかも確認しましょう。
ISO9001などの品質管理の認証を取得している工場は、一定の品質基準を満たしていると考えられます。
品質管理担当者がいるか、どのような検品体制を敷いているかも重要なポイントです。
コミュニケーションの取りやすさ
コミュニケーションが円滑に行えるかどうかも、高品質な縫製工場を選ぶ際の重要なポイントです。
依頼内容や修正点を迅速かつ正確に伝えられる工場は、信頼性が高いと言えます。
メールや電話でのやり取りがスムーズにできるかどうかも確認しましょう。
納期の厳守
約束した納期を厳守するかどうかも、高品質な縫製工場を選ぶ際の重要なポイントです。
過去の納期実績を確認し、遅延が少ない工場を選びましょう。
納期の遅れは、ブランドの信頼性にも影響を与えるため、非常に重要です。
見積もりの取り方とコスト管理
縫製工場に見積もりを依頼する際には、以下のポイントに注意しましょう。
●見積もりの依頼方法
まず、見積もりを依頼する際は、詳細な仕様書やデザイン図、必要な数量を明確に伝えましょう。
これにより、正確な見積もりを受け取ることができます。
また、納期や特別な要望がある場合は、それも伝えるようにしましょう。
●費用の内訳
見積もりには、費用の内訳が含まれていることが重要です。
生地代、縫製代、パターン作成費、サンプル作成費、検品費、輸送費など、各項目ごとに費用が明示されているか確認しましょう。
これにより、どの部分にどれだけのコストがかかるのかが明確になります。
●サンプル作成の費用
初回のサンプル作成には、通常の生産よりも高い費用がかかることが一般的です。
サンプル作成の費用についても見積もりに含まれているか確認しましょう。
また、サンプルを作成する際に、修正が必要な場合の追加費用についても事前に確認しておくことが重要です。
●コスト削減の方法
コスト削減の方法についても工場に相談しましょう。
大量生産することで単価を下げることができる場合もあります。
また、生地の選定やデザインの一部を変更することで、コストを抑える方法も考えられます。
工場との交渉によって、最適なコスト管理ができるように工夫しましょう。
●契約条件の確認
見積もりを受け取ったら、契約条件についても確認しましょう。
支払い条件や納期、品質保証についての取り決めを明確にし、トラブルを防ぐために契約書を交わすことが重要です。
これらのポイントを踏まえて、縫製工場を選び、見積もりを依頼することで、よりスムーズにブランド立ち上げを進めることができます。
当社で可能なこと
「縫製屋ドットネット」では、アパレルブランド立ち上げに必要なすべての工程を自社で手配および生産できる縫製工場をご紹介します。
具体的には以下のサービスが可能です。
- 生地手配
- 副資材手配
- 型紙作成
- 縫製
- プリント
- 刺繍
- タグ作成
- タグ縫い付け
単に縫製と言っても、商品アイテムによって使用するミシンが異なります。
そのため、商品に応じて発注する縫製工場も異なります。
たとえば、伸縮しない布帛(フハク)素材のブラウスやYシャツ、スーツなどの場合は、本縫いミシンが中心となります。
しかし、伸縮性のあるニット素材の場合はロックミシンが中心となります。
また、布帛素材でも、ブラウス、ジーンズ、ダウンコートでは素材の厚みが異なるため、使用するミシンも薄物対応、中圧物対応、厚物対応と異なります。
このように、縫製工場は商品アイテムごとに細分化されています。
生地や型紙持込もOKです
「縫製屋ドットネット」では、ご希望の生地や型紙の持込も可能です。
すべての生地在庫を持つのは難しいため、お客様が生地屋さんでお買い求めいただいた生地をお送りいただいても結構です。
また、ご自身で型紙を作成できる方は、型紙を持ち込んでいただいても作成いたします。
ただし、生地持込の場合、生地の特性をすぐに把握できないため、特に異素材の組み合わせの場合は型紙の作成が非常に難しくなります。
異なる伸縮性の素材を縫い合わせる場合、等距離の型紙ではきれいに仕上がらないことがあります。
そのため、試作確認済みの型紙をお送りいただけると非常に助かりますし、コストも抑えることができます。
一枚から作成!
他のお店とは差別化したいけど、少しの枚数では作ってくれる工場がないと思っている方。大丈夫です。
オリジナルブランドの商品企画のお手伝いいたします。
通常、オリジナルブランドを作ろうと思っても、縫製工場に依頼すると「最低ロット200枚」とか言われてしまいます。
しかし私たちは1枚からでもオリジナルブランドを作成いたします。
ただし1枚のみの作成となりますとどうしてもコストは高くなります。
販売価格と原価と発注ロットのバランスをどこで取るかが問題なのではないかと考えております。
アパレルブランド立ち上げはゲームではありません。
一発大博打というわけには行かないはずです。
初回の企画がヒットしなくても、再チャレンジできる余力を計算しておくことがビジネスなのだと思います。
初回の発注に全財産を投入するなどということがないように、しっかり計画を立てて企画にとりかかってください。
ブランド立ち上げ成功法
アパレルブランド立ち上げを成功させる秘訣は、最初から大量発注をしないことです。
大量発注すれば原価も下がり、売れれば大きな利益が得られますが、トラブルも多くなります。
まずはサンプル作成を依頼しましょう。
縫製工場からイメージ通りの商品が仕上がってくれば良し、ダメならすぐに再生産を指示するか、工場を変更します。
再生産を渋るような工場とは即刻取引をやめることが重要です。
サンプルがまともに上がってこない工場に何を発注しても良い結果は期待できません。
サンプル作成時点でトラブルがある縫製工場は、本生産でもトラブルが発生する可能性が高いです。
サンプルのみの生産で本生産をしない場合、工場側から嫌なことを言われるかもしれませんが、ブランドの夢を工場側に握られることを避けるために、きっぱりと取引を止めましょう。
取引を止める際には、自分で手配した生地や型紙を送り返してもらうことを忘れないでください。
希望通りのサンプルが出来上がったら、次は本生産です。
この時、初回発注は1品番10枚程度に抑えることをおすすめします。サンプルはきれいに仕上がっても、本生産は内職で品質が落ちることがあります。
特にインターネットでの注文では、代金先払いを要求されることが多いため、少量発注でリスクを最小限に抑えることが重要です。
初回発注でトラブルが発生しても、再度チャレンジできる余力を残しておくことがビジネスの基本です。
初回発注が望む品質で上がり、販売も順調なら、次回発注で原価を考えた数量を発注しましょう。
少ない枚数の発注に対応してくれる縫製工場は、新たにアパレルブランドを立ち上げたい人の気持ちや思い入れを理解している工場です。
大きいロットを要求する工場は、メインのお客様がアパレルであると考えているため、新たにブランドを立ち上げたい人の意識と乖離があることが多いです。
双方が同じ目線で夢を共有できる縫製工場と巡り合うことが、ブランド立ち上げの成功に繋がります。
ラフ画からでも大丈夫
とにかく、気軽にご相談ください。
専門的な勉強をしていなくても、アパレルブランドの立ち上げは夢ではありません。
ラフ画からでも、あなたのアイデアを形にするお手伝いをいたします。
・アパレルブランド立ち上げ手順(商標登録からネットショップの開設まで)
まとめ
アパレルブランドの立ち上げは、夢を実現するための素晴らしい挑戦です。
しかし、そのプロセスは決して簡単ではなく、さまざまなステップと注意点があります。
「縫製屋ドットネット」では、デザインの段階から生地の選定、縫製、そして販売まで、全てのプロセスをサポートするサービスを提供しています。
今回は、ブランド立ち上げに必要な基本的な手順や成功のための秘訣について詳しく説明しました。
特に、初めての方にとって重要なポイントは、最初に大量発注せずに少量からスタートし、品質の確保とコストのバランスを考えることです。
また、信頼できる縫製工場とのパートナーシップが、ブランドの成功に直結することも忘れてはなりません。
「縫製屋ドットネット」は、あなたのブランド立ち上げを全力でサポートし、共に成長していくパートナーです。
どんな小さな疑問や相談もお気軽にお寄せください。一緒にあなたの夢のブランドを実現させましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
以前からオリジナルブランド
(洋服、カバン、靴、アクセサリー)
をやりたくて、、、
でも、何から始めたら良いのかわからなくて、、、、、
とにかく服をデザインし形にしたいです
オリジナルバッグ、Tシャツ、ファッション小物等のデザイナーになるのが夢で、自分のブランドを立ち上げるのが目標でした。